Anime studio 8覚書~導入・ベクター描画基礎・スタイル・レイヤースタイル

さて漫画とかで微妙にMADは放置気味だったのですが(おい…微妙どころじゃねえだろ)昨日SmithmicroからAnimestudioの8がでたことですし、ちょいと試用版をダウンロードしてきて(てか明日給料が入ったらPro版買いますけどね)いろいろ忘れてるのの復習もかねていじっております。しかしかなり忘れてるな…ってことで何回か覚書にしてこの際残しとこうという腹です。昨日シブの方に出した18禁の「ハンコック塗らせていただいた」のメイキングも作らんとだのう…

今回のアップグレードの自分的な目玉は、交点消しゴムです。今までASのベクタードローイングではこれが無かったため、いちいち交点までポイント移動して融合してエッジを一個一個消すまたは不可視にするというすごい手間だったのですが、これでイラスタ程度にはすばやく作画できるようになりました、多分(まあ同一レイヤー上でないとダメだし図形として一個になっちゃうんで多少扱いづらくはありますが…)
ちなみに上の画像はコンテンツパラダイス(素材等販売サイト)で売られているボーン等仕込済みの他の方の作ったキャラです。本来は英語ソフトですが有志の方が日本語化ファイルを作ってくださってるのでなんとかなってます。感謝!

では、今回は動かさない段階の、描画の基礎・塗りのコントロールをメインに。興味のある方は続きからどうぞ。

他の方の作られた動画ですが…一番下はPOSERの取り込みテストですね。

{{insert_meta youtube}}


<導入>

AS8は昨日からスミスマイクロ社のHPダイレクトストアと、同社の運営する素材サイト「コンテンツパラダイス」で販売が始まっています。「コンテントパラダイス」での販売ページはこちら

30日間試用できるトライアル版も用意されています。先ほどのページでは値段がpro版で199.99ドルとなっててえっとか思うんですが、カートに入れると0円になるので大丈夫です。なお、試用版といえども一度カートを通さないといけない(しかもカード情報を入れるかペイパル経由で形だけ買わないといけない)ので、ちょっと敷居が高いですねえ。あと会員登録も必要です。詳しくは以下のサイトさんで。

コンテンツパラダイスに無料登録してみる – Poser覚書
http://zenryokuhp.com/poser-oboegaki/archives/2010/03/post_130.html
Anime Studio Pro 購入方法: CGとかの覚え書きブログ
http://mion-orz.cocolog-nifty.com/oboegaki/2009/06/anime-studio-pr.html



しかも30日以内に、試用版のキャンセルをして製品版を買えってことか?これ…ちなみに13日まではセール中で安く買えます。アプグレだとさらに安い。


まあそれはともかくとしてこれは英語のソフトですので、そのままだと激しくとっつきにくいです。ので日本語化ファイルを導入しましょう。以下のURL(某大掲示板内ASスレ)にある、AS7を日本語化する方法を参照して、同じように8を日本語化します。転載御容赦ください

Anime Studio / Moho スレ
http://hibari.2ch.net/test/read.cgi/cg/1218184203/754

754 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/04/06(水) 20:10:15.63 ID:yfoJQ7q7
ASP7用の日本語リソースを、久々に修正したので以下に置いておきます。
ttp://suiseikobo.sakura.tv/work/asp_v7jkit01.zip
解凍したStrings.JA.txtを
C:\Program Files\Smith Micro\Anime Studio Pro 7\Resources\Stringsに置いて下さい。
あと、日本語用のスプラッシュ画面などが足りないので、
Resourcesフォルダのanime_pro_splash.EN.pngをコピーしてanime_pro_splash.JA.pngを、
同じくanime_pro_welcome.EN.pngをコピーしてanime_pro_welcome.JA.pngを作成してください。
PrefarenceでJananeseを選択すると日本語化されます。


Win7だとプログラムファイルのパスがちょっと違いますが、まあSmithMicroのフォルダの中にあるはずです。で、日本語化して起動します。 試用版だと最初にあと○日だけど試用すんの?とか聞いてきます。

試用版の制限はおおまかに

・一部のファイルタイプが読み込めない(3DとかPOSERとか。動画も製品版では読めるけど試用版じゃ無理だったかも)
・アニメーションが書き出せない(普通のセーブは出来る)

です。あとpro版とdebut版という2ラインがあるのですが、違いは大まかに以下のとおりです。詳しくはこちらの下の方で

・パーティクル(素材を散らす)レイヤー・3D等がdebutでは使えない
・一部の変形が使えない(マグネット・ベンド・せん断・パースペクティブ等)
・物理計算が使えない
・静画書き出しができない
・スクリプト(ユーザーによる便利な機能追加)が使えない

この覚書では以下、pro版を前提にしていますので御了承ください。

<追記>あと、マニュアルの中のチュートリアルも訳してくださってます。ちょっと古いバージョンのものですが基本は同じです

13 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/08/20(水) 19:37:27 ID:PxlnjBcG
チュートリアルを翻訳したデータを以下に置いておきますね。
http://suiseikobo.sakura.tv/work/as_help_j02.rar
解凍して、ASPのHelpフォルダに上書きしてください。
訳は適当ですが、だいたいの基本は押さえていると思います。

<\追記>



さて、日本語化したのを起動すると…


いきなりこんな変なエイリアンが出て来て激しく萎えます。一通りボーンをいじって変なポーズ等させて遊んだら、この初期起動ファイルが出てこないように初期設定で設定してしまいましょう。


真ん中らへんのmsgが、初期だとDefaultなんたらってなっていますが、Empty Documentにしてしまいます。これで立ち上げたとき何も書かれていない真っ白なファイルになります。


ファイルを新規作成して、画面をとりあえずまっさらにしました。


<レイヤーの基礎の基礎>

レイヤーについてはまた詳しくやりますが、とりあえず基礎の基礎。ASでは基本的に、「ベクター(外部AI・EPS取り込み可)」と、外部から取り込む普通のラスター画像の「イメージ」の2種類のレイヤーを、ボーン等の特殊フォルダに入れ子にして色んな絵・動きを作っていきます。

レイヤーパレットの上ボタン群の左から、新規作成・レイヤーの複製・レイヤーの削除・レイヤープロパティの設定です。


グループが普通のフォルダ、ボーンがボーンのパーツを作ってその中に描画レイヤーを入れることでボーン変形を可能にする特殊フォルダ、スイッチがその中に入れた描画レイヤーを”1枚だけ”表示する特殊レイヤー(これを応用すれば普通のパラパラ漫画だって可能)、パーティクルが…例えば桜吹雪等を作れるんですが、その中にパーツを入れておくとそれを設定にそって任意の位置から任意の勢いで噴出させる特殊フォルダ。音声レイヤーはWAV、AICCを取り込んで音声を付与します。最後のPatchは8の新機能で、任意のレイヤーに関連付けて、パッチレイヤー以上に置かれたレイヤーをパッチレイヤーの形でマスクし隠してしまうものです。

まあ特殊フォルダーについてはおいおいやるとして、試しに8の新機能「イメージレイヤーからベクターレイヤーへのオートトレース」をテストしてみました。


前に描いたチチさんの落書きを取り込みます。新規レイヤー作成でイメージを選択すると、どの画像を取り込むか聞いてきます。これはJPGなので単一レイヤーになりますが、PSD等複数のレイヤーを持っているものだと複数枚のレイヤーになって取り込まれます。

<追記>新規レイヤーでイメージを選んだ場合はPSDでも単一レイヤーとして読み込まれます。メニューの読み込み>イメージからPSDを読み込むと、8からIndivisualyかCompositかと聞いてくるので、Indivisualyを選択するとレイヤー構造を維持して取り込まれます。


メニュー「ドロー」から、Trace Image。



するとこういうダイアログが出るので、とりあえず白黒トレース。スレッショルドが白黒2値変換して取り込む際の閾値の設定、ディティールリダクションが細かさ、ファットンラインが線をどれだけ太らせるか。

変換!

あー全部塗りになるのか…その昔AdobeのStreamlineというラスター→ベクター変換ソフトを使ってたことがありますが、あれはどれくらい細い線だとストローク扱いにするかとか設定できたんだけどなあ…そういうこともできますよってことで。いざとなったらレタスからベクターで書き出してExpressionで調整してベクターで取り込みという奥の手もあるのでまた試してみよう…


<描画の基礎の基礎とスタイルの概念>

ではメニューの編集から全て選択し、消去して新しく描いてみます。

ツールのドローから、鉛筆アイコンのドローイングツールを選択し、適当にくりっと描いてみます。


くりっとな。すると、ツールオプションの「自動融合」にチェックを入れていると、8から交点にポイントができていてそこで図形が閉じられます。

エッジ削除ツールを次に選びます。でもって、はみ出している線をクリックすると、

交点までの線が消えました。らくちん!これが7まではいちいちよそにポイント足してポイントを融合させて…って結構面倒だったんだ!

ドローイングツールの設定。タブレットなら筆圧に応じた線が引けます。描き始め・描き終わりテーパーはイラスタ等でいうところの入り抜きです。筆圧は、pro版なら別の後述のツールであとから変更できます。

もう一個同じように描きました。描くときに、自動的にアウトラインと塗りを付与する設定にしていたので、これらの2個の図形にはシェイプが割り当てられています。塗り・線の設定があるオブジェクトということですね。うまく説明できないけど。

塗りつぶしツール群の一番左がシェイプ選択ツールです。試しに左の小さいほうをこれで選択すると、そのシェイプに割り当てられている塗りとアウトラインの設定がスタイルパレットで確認できるという寸法です。

この場合、白で閉じた領域を塗りつぶした黒線ということですね。


シェイプには名前をつけることが出来ます。名称に任意の名前を入れてEnter。ここではsmallとしましたが、例えば頭の部分を描いてheadとしておけば、該当のレイヤーを選択した状態ですとスタイルパレット左上の「シェイプ」からすぐドロップダウンで選択できるので、作業が効率化できます。

また、この塗りとアウトラインの組み合わせを、「スタイル」として任意に呼び出せる形式に保存しておくことも出来ます。試しに、塗りを赤にしてスタイル1というスタイル名で保存してみます。

塗りの色BOXをクリックするとダイアログが出るので任意の色を選択します。


スタイル名に「スタイル1」と入力して、Enter。

任意のシェイプを選択して、下のスタイルのドロップダウンで、スタイルを選択すると、そのシェイプにスタイルが割り当てられます。

ただし、スタイルを割り当てていても、シェイプでなされた設定の方が基本的には優先されます。スタイルの色や幅の右側のチェックは、優先順位を決めるためのチェックです。例えば

シェイプでの設定…塗り 青(チェックなし) ストローク 黒(チェックなし)
  ×
スタイルでの設定…塗り 赤(チェックなし) ストローク 緑(チェックなし)

だと、シェイプの設定が勝って、塗り 青 ストローク 黒になるのですが、これをスタイルの設定側であらかじめ塗りとストロークの色にチェックを入れておくと、スタイル側の設定が優先され 赤×緑になります。
また、シェイプ側とスタイル側でどちらにもチェックが全部入っている場合はシェイプの設定の方が優先され、塗り 青 ストローク 黒 になります。これを応用すると、例えば肌の基本色としてアジア系の肌色×セピアのアウトライン・線の幅を設定しておいて、一人だけ黒人が出てくる場合にはそのキャラだけ肌のシェイプの塗りを独自に設定して肌色を濃くするとかそういうことができます。また、スタイルは2つまで組み合わせて設定できます。

少し概念としてややこしいかもしれませんが、慣れてくればうまい事できてると思えるシステムです。

<スウォッチ>

色を設定する際には、色ダイアログだけではなくスウォッチもつかえます。ちなみに、デフォルト状態のスタイルパレットにはありません。拡張にチェックを入れないとでてきませんので御注意。

これは別にイラスタみたいなます目を切った特殊なものではなく一枚の画像なので、AS8のインストールフォルダの中にあるswatchesフォルダに任意の画像を放り込めばデフォルトでドロップダウンリストに現れてきます。また、カスタムイメージから読み込むことも出来ます。

こういうグラデーションや、自分で作った色見本等でも、クリックした点の色を拾ってくれます。


<スタイルの特殊効果>

ここでは塗りの特殊効果のいくつかを御紹介します。これを使うと、シェイプごとに特殊な塗りを適用することが出来ます。もちろんスタイルの一要素として保存することも可能。アニメーションも可能です。

・ドロップシャドウ



エフェクトのドロップダウンリストから「ドロップシャドウ」を選択し、横の…ボタンを押すと設定画面に入ります。

ですが、ドロップシャドウは作業画面だと効果が見えません。塗りのエフェクトでは「ドロップシャドウ」「ソフトエッジ」「陰影」「光背」「クレヨン」が、作業画面で確認できませんので、Ctrl+Rで当該フレームのレンダリングをして確認しないといけません。ちょっと面倒。
<追記>「表示クオリティ」で「シェイプ効果」にチェックを入れていれば、「陰影」だけは確認できます。なんで陰影だけなんだ…?あと、後述のレイヤー効果についてはやはりレンダリングしないといけません。



2つ同じスタイルを適用したシェイプを重ねるとどうなるのでしょう?

一個一個ドロップシャドウがかかっていますね。これをレイヤー単位・またはフォルダ単位で纏めてしまう方法もありますがまたあとで。


・テクスチャ
テクスチャを貼ることも出来ます。

ダイアログの右上に「テクスチャ選択」ボタンがありますのでそこで選択すると…


(ちなみに私は素材等はフリーソフトを使ってファイル名の頭にどこの素材集に入っていたものか付け加えてあります。で、素材集ごとにフォルダ分けするのでなくて例えば光→クロスフレアというように素材の種類で分類してあります)

テクスチャが適用されました。

真ん中の取っ手を調整することで角度・倍率も調整できます。これはアニメーションさせることが可能です。

・グラデーション
グラデも同様です。





<アウトライン線の設定>

アウトラインでは、線の色と形状・幅をスタイルとして持つことができ、それらはアニメーション可能です。塗りと同様にエフェクトをかけることも出来ます。エフェクトは先に紹介下塗りとほぼ同じです。

ここでは、ブラシ形状について解説します。スタイルで、ブラシ未設定とある四角い領域をクリックすると、

こういうダイアログが出ます。

基本的には、イラスタで言うところのパターンブラシ「スタンプ」と同じで、ブラシ形状・間隔・向きの設定が可能です。カーブに応じて…にチェックを入れると、例えば下の星形状のブラシだとチェックを入れないと星が全部上を向いているのが、ストローク方向に整列して並ぶようになります。ブラシパターンは、ASのインストールフォルダ直下の「brushes」フォルダにpngファイルを入れることで増やすことができます。



試しにクレヨンっぽい形状にしてみました。


<レイヤースタイル(ベクター独自)・擬似3D化>

レイヤーをダブルクリックすると、さまざまなレイヤー効果を付与することが出来ます。

ベクターレイヤー独自の効果として、擬似的に3Dにすることが可能です。ベクターレイヤーをダブルクリックするか、レイヤープロパティボタンを押すとレイヤー設定に入りますが、右端の3Dオプションで設定します。「押し出し」「回転体」「膨張」の3つの方法で立体化することが出来ます。まああんまり綺麗じゃないですが作画参考にはなります。


3Dになると、レイヤーのアイコンも変わります。
単純に上の全てのチェックボックスにチェック入った状態で押し出したものです。どんな立体になってるのかちょっと見てみましょう。レイヤーXY回転をして見ます。ASは3次元で作業フィールドを持っているので、奥行きの概念があるのです。レイヤーを奥のほうに置くことによって、奥からの走りこみ等カメラを引きながら追うとか出来るわけですね。


手前に傾けるとこんな感じです。トゥーンシェーディングですが色もグレーだけだしあんまり綺麗じゃない…シェーディングは「なし」「トゥーン」「スムーズ」「ハッチング」が選べます。照明はどこで設定するのかまだ把握してません。出来ないかもしれない。
<追記>8でもやっぱり3Dへの照明は設定できないみたいですね…やりたかったら他の3Dソフトでシャドウをベイクして持って来いってことみたいです


3Dにすると、スタイルパレットで厚さのBOXが使えるようになりますので、元になるシェイプを選択してここで押し出し等の強さを加減します。押し出した場合は前後に厚みを持ちます。

スムースシェーディング。この邪魔な線を消すには、シルエットと折り目のチェックをはずします。

ですが、シェイプはシェイプで独自にアウトラインを持っていますので、アウトラインありにして太さを加減すると…

アウトライン線を変更することで、折り目とシルエットの線を変更することが出来ます。


シェイプ部分にアウトライン線のついている3Dになります。まあ工夫したら面白いことが出来そうです。試用版では出来ませんが3D(OBJ、PZ3)を取り込んだ場合にも表面材質がそのままスタイルになりますので、設定をかえることが出来ます。

<追記>製品版はメニューの読み込みから3D(OBJ,POSERのPZ3ファイル)を取り込めますが、複数のオブジェクトで構成されている場合にはそれらがシェイプという扱いになり、表面材質=スタイルではないみたいですね。8からは読み込んだものを外部ソフトで編集保存するとリアルタイム更新されるみたいなので、そっちで調整する方が良いでしょう(追記:イメージファイルとPOSERファイルは更新される。下書き・EPS・AI・OBJは無理みたい)。POSERファイルがアニメーションを持っている場合はそれも取り込まれます。FBXが読めればいいんだけどなー

<レイヤースタイル(ベクター独自)・ぶれ効果>

ベクター独自のレイヤースタイルとして、ぶれ効果があります。下の画像のように、レイヤー上にある全てのシェイプのアウトラインと塗りを、ぶれぶれにするのです。また、これはアニメーションが可能です。応用すれば、震えの表現の一助になります。

オフセットが動く量、スケールがどれだけの細かさの波を作るかです。

ぶれ具合としてはこんな感じ。レイヤーそのもの動きはまた別設定してます。アウトラインの太さがばらつかなければ使いやすそうなんですがねえ

[flv]lecture/as/3/5-move.flv[/flv]


ベクター用のツールで「ランダマイズ」というのがあってそれもぶれ的な効果を作れるのですが、ポイントから移動してしまいます。レイヤースタイルで行うと、ポイントはそのままで形をぶれさせることができます。



<レイヤースタイル(共通)>

ベクター・イメージ・グループ・ボーン・スイッチ・パーティクルの各レイヤー・レイヤーフォルダにはボケなどの効果を付与することが出来ます。フォルダにかけると、入っているレイヤー全てを一括して纏めて効果をかけます。これもアニメーションが可能です。ただしこれらは作業画面で確認することができませんので、レンダリングをしないとかかり具合を見ることはできません。

まず一般的な効果。

ぼけ半径は、レンダリングをした際にガウス暈し的なものをかけて表示します。

自動陰影。シェイプでも陰影がありますが、レイヤースタイルではレイヤーに乗っているもの一括です。ただグレイ影一択だし光源が指定できないので使いにくい。後述の詳細な陰影設定を用いる方が良いでしょう。

アウトライン。これは8の新機能です。これはずっと悩みどころだったのでありがたい…

一旦シェイプ側でアウトラインをオフにして試してみます。

レンダリングするとアウトラインがついています。

2つのシェイプを重ねてみます。


2つまとめた状態でアウトラインがついています。

シャドウタブでは、さらに細かく陰影等が設定可能です。7まではアウトラインがなかったので、レイヤーの陰影をどうにか応用できないかとしていたものです。レイヤーの影が外に落ちる影、レイヤーの陰影が内に落ちる影です。3Dシャドウは、オブジェクトが作業画面に落とす影を擬似的に作るものです。



モーションブラーも設定可能です。まだあんまり試したことないけど…<追記>これは、なんていうんだろな…漫画とかでひとコマの中で数フレーム前の動きから薄く描いてそれっぽく見せるのがあるじゃないですか、ああいう感じになります。別に移動ぼかしとかかけるわけじゃないので、スピード感が出るとかそういうイメージじゃないです。移動ぼかしとかかけたかったら、PSDでレイヤーごと書き出して処理しないといけません。

こんなんなります。

[flv]lecture/as/3/2-trans.flv[/flv]



次は、描画と変形の基礎を覚書したいと思います。

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