イラスタ覚書:ブラシ製作実践(配布あり)

↑今のイラスタのワークスペース。こないだまで左側にレイヤーがあったんだけど、全体的に左流れにして効率的に動けるようにしてみました。あと水彩がちょっとわかって来たので厚塗り系のブラシを大量に作ったり…

まあそれはいいとして、今回は前回検証したブラシの向きと厚みのことを踏まえて、実際に作ってみたブラシを晒してみようと思います。このほかにも色々作ったので上の画像にちょろちょろと描いているわけですが。
でもって簡単なもんですが2つばかり配布しますので、よろしければ参考にしてみてください。使い方等の詳細は、ZIPを解凍した中にテキストファイルで書いてあります。
 
配布ツールセット1:もじゃもじゃ連続線&草スタンプ(ダウンロード数…[downloadcounter(hmbrush1.zip)]回)
 

 

 


まあまずは基本。点描・植物用のブラシです。

枡の中に画像を描いて、枡ごとに設定された選択範囲を呼び出してブラシ先登録します。でもって複数ランダムでスプレーするとこんな感じ。実際には筆圧で透明度を濃くしたり散布範囲を広くしたり散布密度を上げたりして使ってます。
あと、これはグレーで登録してるのですが、もひとつ白黒(白で縁取りしてある)のを作ってます。それの応用が上のワークスペースの木を描く時に使ってる葉っぱ用のブラシ。これよりもう少し先を尖らせて葉っぱっぽくしてるんですね。
このブラシは主に木の陰とか、遠景の木の葉っぱを描く時に使ってます。

 


配布ファイルに入っているもじゃもじゃ線。連続線を作る時には、画像の上下の端が枡の真中に来るように作ります。でスタンプで複数ランダムで描くとこんな感じ。厚みで横方向に圧縮がかかるので、厚みを下げると線と触れ幅が細くなります。でも限度がありますし、線だけ細くして触れ幅は大きくしたいままの時困りますのでもひとつ細いのも作ってあります。(細い分は配布分には入っていません)
これの応用が、下の震え破線や、上のワークスペースの画像でのもこもこな線です。主に影を描写する時(このブラシなら絨毯に落ちた影とか)に使ったり、遠景の山や木の輪郭をとるときなどに使えるブラシです。

 

スプレーで散布しても面白い効果が出ます。木目や波を描く時とか使えそうですね。

 

配布分の草ブラシです。普通に縦方向に画像を配置すると、厚みを下げた場合に草自体が細くなって丈は変わらないということになりますので、横向きに登録をしました。本来は画像下の長さですが、厚みを下げると長さが短くなります。厚みも100%以上設定できたらいいのになー。向きはランダムで、少しだけ揺らぎを持たせています。

黒白で登録しています。先っぽのハイライト部分にちょっとだけ白を使っていますので、少し立体的な草むらが描けます。

 

花びらを作ってみました。上半分に偏って見えるのは、ストロークの中心線に花弁の下の付け根が来るようにするためです。普通になんも考えずに登録すると、花弁の真中辺りがストロークの通る線になって上手いこと上の図のように丸く描けないんですね。
で、これだと厚みを下げると図の上のように花弁自体が細くなってしまいます。

で、横向きに登録して厚みを下げたらこんな感じ。工夫でいろんな花が描けます。(厚みをランダムにしてみたり間隔をいじってみたり)

スプレーで散布したら簡単に桜吹雪も描けますね。

 

主にパターンブラシのスプレーとスタンプでいろいろ作ってきたのですが、次は水彩や鉛筆、パターンブラシのリボンを色々いじりたいなあと思ってます。
なお、配布ファイルに上のテンプレートは含まれていますが、単品でテンプレだけご希望の方はこちらからどうぞ。
.xpr形式で置いときます。(ダウンロード数…[downloadcounter(brushpattern-templateA4-350dpi.xpg)]回)

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