n52teからG13へ

最近調子悪かったんですよね、私のショートカットのお供の左手デバイスn52teさんが(使い方が粗雑なせいもあるかと思うんですが)

なので買い換えるかーと思ったんですが、ついでだからもっかい某掲示板とかで色々検討してみました。でもって…いや、最近n52teで検索してきてくれる人多いしなんかすっげえ悪いなあとは思ったんですけど、…

ロジクールのG13に浮気してしまいました。スミマセン
 てかこれ設定しなおすので昨日今日頭捻りまくってXmas絵描けてないっちゅうねん…しかし次の締め切りまでにやっちゃいたかったのです


 ではまあ一応n52teとの比較でメリットデメリットを。



 <デメリット>
 ・n52teはDirectInputButton(DiButton)が設定できるけどG13は出来ない
  G13はコントロールパネルの「ゲームコントローラ」には出てくる事は出てくるんですが、ボタンが一個しか使えない(しかもアナログスティックがジョイスティックに設定されてないと反応しない(その場合ジョイスティック押しこみがボタン1になる))という謎仕様です。ゆえに、JoyAdapterやJoytokeyなどのゲームコントローラに任意の文字を割り当てるという類のソフトでボタンが検知できないのです。
 正直それが出来ると思って買ったので最初かなり凹みました…n52teの大弱点、DiButtonの複数同時押しに対応できない(DiButtonに設定してなかったらいくらでもOKなんだけど)のをどうにかしようと思っただけに。まあその辺はご注意ください。
 また、MagicKeyPad(ジョイスティックでないUSBテンキー等をカスタマイズするソフト)でそのへんどうにかならないかと思ったんですが、私の調査不足かもしれませんが無理でした。(USB複合デバイスとして認識してないみたいなので、設定ファイルの割付がうまくいかんかった)

 ・手が大きくない人は、G13の同時押しはかなりポジションを選ぶ
 私はピアノでもオクターブが届きづらいというかなり小さな手なので、n52teでも左上端を押しながら十字キーは操りづらかったのですが、G13はそれにも増してでかい。結局修飾キーのポジションを少しずらしましたけど、それでも例えばG8、G3、G4を押しながらG7を人差し指は厳しい。
 あまりボタンを使わず、なおかつあまりカスタマイズとか考えない人は値段も安いしn52teでいいんでないかと思う。

10-01-12追記:
 ・ホイールがない
 プロファイルマップを見ていただいても分かると思いますが結構絵を描く場合って数値の増減をショートカット操作するんですよね、ブラシサイズとか透明度とかいろいろ。n52teだとホイールで特に意識せずがーっとホイール動かしてたんですが、G13はホイールがないので、例えばブラシサイズを上げる時でもボタンを連打しないといけない(まあ押しっぱなしにしてたらそのうち連続入力になるんですが)。これがちょっとウザイ。あとジョイスティックの真中は押し込みでボタンとして扱えるんですがかなり押し込みにくいので(上下左右にぶれて誤入力になる確率高し)勘定に入れないほうが無難。もひとつ、n52はテンキーと同じでホームポジションになる位置に突起があるんですがG13にはないのもちょっとポイント減。

  <!--追記終わり-->

 ・G13はデフォルトはキーマップ遷移がトグル(一回ボタンを押したら変わりっぱなし状態)しかない
 
 n52teだと、例えばRedのキーマップに移る手段でも、Red keymap momentary(ボタンを押してる間だけ遷移)と、Red keymap toggle(一回押したら別のキーマップボタンを押すまで変わらない)の二種類があるんですが、G13はデフォでは、上部のM1~M3のキーマップボタンしか方法がなく(他のGボタンにも割り付けられますけど)、しかも一回押したら変わりっぱなしということになります。で、最初はまあこの辺なら押せるだろうと思ったんですが、ホームポジションに手を置いてると指を変な角度に伸ばさないといけなくて結構辛い。で、折角の他ボタンをキーマップ用ボタンに割り当ててでつぶす羽目にもなりかねない。これはなかなか難儀な仕様です。

 ・G13は設定できる内容がデフォルトで限られてる
 
 n52teはデフォの設定でもマウスボタンとかDi軸とか設定できるんですが、G13は出来ないんですよこれがね。キーストロークは設定できるけど、ごく普通のキーボード文字しか打てない。でちょっとそういう凝ったことをしようと思うと、スクリプトの出番になるんです。てか右クリック普通に設定できるもんと思ってたからおねーさんびっくり。

 しかし、裏を返せばスクリプトが判るようになれば応用が利くというわけです。

 <メリット>
 ・スクリプトでボタンの挙動がいじれる
  G13が採用してるのはLuaというプログラミング言語なんですが、これで条件分岐等使ってボタンの振る舞いをいじることができます。まあ私でもどうにかなったくらいですからマニュアルを読んでみれば何とかなるんですが。条件分岐等の基本はぐぐれば出てくるし。
 これで、「キーマップボタンを押している間だけマップが遷移するけれど、もしマップボタンから指を離してもその時点で修飾キーをいずれか押していたらマップは変わったまま(なおかつ修飾キーが全部離されたらノーマルに戻る)」という、理想的な遷移を実現することが!これで、n52te時代の「修飾キーを押してたらこのボタンが押しづらいよチクショー」というストレスから解放されたですよ。よって押せるコマンドも増えた。よかったよかった。
 また、マクロの起動やマウスカーソルの移動。右クリック等もスクリプトで割り付けられます。ただ、どういうわけかどこかにマウスホイールを割り付けると、他のボタンの挙動がおかしくなる場合があるのでそれは控えたほうがいいみたいです。

 ただ、プロファイルの切り替えや、十字ボタンへの割付はよく分からんのですが…

マクロや、一連のショートカットをひとつのボタンに登録するにはG13の方がやりやすい
  マクロあんまし使わないんでよくわかんないんですが、n52teがマクロエディタで組まないといけないのに比べ、G13はクイックマクロボタンで動作を記録することができるのは大きな強みでしょう。あと、任意のプログラムの起動やパスワード等の任意文字列の流し込みとかもできます。

プロファイルを作りやすいのはG13
 致命的にわかりづらいn52teのプロファイル作成(既存をコピーしたつもりでも上書きになったり作った奴がすぐ一覧に出てこなかったり)に比べてまあ普通にやりやすい。複数のプロファイル切り替えも出来ます(ただしn52teみたいに、このボタンを押してこのプロファイルを指定して読み込んでくるとかは出来ないッぽい)。また、これはn52teもG13もそうなんですが、無印n52のように複数のソフトに対してひとつのプロファイルを一気に割り付けるってことができないのでちょっと面倒くさい。例えば私はイラスタとRETASでほぼ同じプロファイルなんですが、いちいち別のプロファイルのファイルを作らないといけないわけです。一気に変更できないのでそういう場合困る。

 てわけで、ある程度いじれるぜ!って自信のある人ならG13でしょう。そうでない人はn52teでいいんじゃないかな、って思います。安いし。
 でもって、設定例をn52teのように表にしましたので、ご覧になりたい方はこちらからどうぞ。設定ファイルもエクスポートしてダウンロードできるようにしましたので。

Copied title and URL